ボーリング作業を支障なく行うため欠かせないツールス。ボーリングマシン本体はもちろん、ツールスも慎重に選びましょう。ここでは、各メーカーのボーリング用ポンプの特徴をご紹介します。
安全性・小スペース・低騒音で選ぶ
「おすすめのボーリングマシンメーカー3選」
ツールスとは、ボーリングマシンで掘削やコアを採取する際に必要な付属品のことです。ボーリングマシンは、機械本体だけあればいいわけではありません。ボーリングマシンの先端に取り付けるドリルのような「ビット」、エンジンの回転力を伝えたり送水を行う「ロッド」、調査のために地盤を採取する「コアチューブ」など、さまざまな付属品(ツールス)が必要です。
それぞれの機能は以下の通りです。
ボーリングの目的や地盤の状態に合わせたツールスを選択することで、より効率的に掘削を行うことが可能です。
ここでは、Bori-Hori編集チームがピックアップしたビットを紹介します。
【選出理由】
「ボーリング ビット」とGoogle検索し、10ページ以内に上位表示されるメーカーの製品をピックアップしています。
(2023年8月1日調査時点)

引用元:鉱研工業公式HP
(https://www.koken-boring.co.jp/products/592/)
中硬岩・硬岩などの地層に対応するアロービット。硬質石灰岩 玄武岩、流紋岩 結晶片岩にも適しており、インナービットとアウタービットもそれぞれ用意しています。
【ハイスピードタイプ アウタービット】
| ビット径×ロッド | 101mm×P89~225mm×P216 |
|---|
【ハイスピードタイプ インナービット】
| ビット径×ロッド | 65mm×P57~175mm×P165 |
|---|

引用元:YBM公式HP
(https://www.ybm.jp/product/fordiatitle/sharkbit)
カナダに本社を置き、技術開発力に定評のあるFORDIA社のダイヤモンドビットです。「鮫の歯」のような鋭い切れ味が特徴で、世界中のさまざまな岩質で使用されています。
公式HPにスペックの記載はありませんでした。

引用元:東亜利根ボーリング公式HP
(https://www.toa-tone.jp/manufacture/m10.html)
軟弱地盤から硬岩まで対応可能。硬岩層でも目的の掘削径が得られます。掘削がスムーズでスライムの排出性にも優れているため、ケーシングトップを傷めることなく、深尺ケーシング工法が行えます。
| ビット外径(mm) | 拡張時148.0~886.0、縮小時115.0~809.0 |
|---|---|
| 適用ケーシング(mm) | 内径130.8~838.2、外径139.8~863.6 |
| ケーシングシュー内径(mm) | 120.0~813.0 |

引用元:東邦地下工機公式HP
(https://www.tohochikakoki.co.jp/catalog/catalog_list.php?by_word2=9)
シングルコアチューブ、もしくはダブルコアチューブに接続し、硬岩、超硬岩の掘削に使用します。「サーフェイスビット」と「インプリグネイテッドビット」があり、地層によって使いわけることが可能です。
| 外径(mm) | 46~146 |
|---|---|
| 内径(mm) | 30~120 |

引用元:扶桑工業公式HP
(https://www.kk-fuso.co.jp/kikai/)
コアチューブ先端に取付けてコアボーリングに使用するメタルクラウン、軟弱地層または粘土層等に適したウイングメタルクラウン、ボーリングロッドに取り付けるロッドクラウンがあります。
【メタルクラウン】
| 植付外径(mm) | 46~358 |
|---|---|
| 植付内径(mm) | 30~331 |
| チップ数 | 標準角形メタルチップ 6~22、標準スーパーメタルチップ 6~24 |
【ウイングメタルクラウン】
| 外径(mm) | 66~101 |
|---|---|
| 内径(mm) | 40~70 |
| 羽根数 | 3~4 |
【ロッドクラウン】
| シャンク外径(mm) | 42 |
|---|---|
| 肉厚(mm) | 8 |
| チップ形状 | 角型チップ,スーパーチップ(40.5の場合)、スーパーチップ(42Cの場合) |
ここでは、Bori-Hori編集チームがピックアップしたロッドを紹介します。
【選出理由】
「ボーリング ロッド」とGoogle検索し、10ページ以内に上位表示されるメーカーの製品をピックアップしています。
(2023年8月1日調査時点)

引用元:鉱研工業公式HP
(https://www.koken-boring.co.jp/products/569/)
パイプ形状の異なる2種類があります。長尺、深尺ボーリングに適した「アプセットウォールロッド」と、肉厚が均一で、主に浅尺に用いられる「パラレルウォールロッド」です。
【JIS規格】
| 外径(φ:㎜) | 50~33.5 |
|---|---|
| 肉厚(t:㎜) | 6.5~5.25 |
| 標準長さ(m) | 3.0/1.5/1.0/0.5 |
| 質量(kg/3m) | 22.0~11.3 |
| ロッドカップリング内径(H:mm) | 22~13 |
【DCDMA規格】
| 外径(φ:㎜) | 88.9~27.8 |
|---|---|
| 肉厚(t:㎜) | 5.55~4.65 |
| 標準長さ(m) | 3.0~0.5 |
| 質量(kg/3m) | 38.0~8.0 |
| ロッドカップリング内径(H:mm) | 60~11 |

引用元:YBM公式HP
(https://www.ybm.jp/product/drillrod)
ボーリングロッドの材質、強度に配慮し、より強度の高いロッドを追求。化学成分、機械的性質にこだわり、厳密な品質管理のもとで製造しています。
| 長さ(m) | 0.5~3.0 |
|---|---|
| 3mあたりの質量(kg) | 12.8~22.5 |
アンカー工・法面工などの中規模以上の工事から、地盤改良や地質調査などの小規模工事まで様々なシーンで活躍するボーリングマシンを、工事ごとに重要視される特徴やスペックを「強み」として表現し、それぞれにおすすめなメーカーを3社ご紹介しています。
引用元:鉱研工業(https://www.koken-boring.co.jp/products/580/)
山岳の硬い岩盤も貫けるよう、回転トルク10kN-m・引抜力60kN(給進機構)・ドリルヘッド速度25m/min、打撃力750Jなどのハイパワーを備えつつ、4次排ガス規制に適合したエンジンを積むことで燃焼効率も自動でコントロールし、経済的です。
引用元:YBM(https://www.ybm.jp/product/lrp-400-2)
本体重量がわずか1トンの軽量型マシンや、ロング車1台でツールスなどのオプション品も運搬できるのが同社製品の魅力。
大型重機を入れづらい狭い場所で行う調査や、重機を扱う担当者への負荷を抑えたい現場におすすめと言えます。
引用元:東亜利根ボーリング(https://www.toa-tone.jp/_shared/catalog/C100.pdf)
都市部における掘削作業では、騒音や振動への対策は必要不可欠。
国交省の「超低騒音型建設機械」にも指定された同社製品では、従来品比でエンジン騒音-11dB・作業音-10dBを実現。また、騒音の逆周波を人工的に発生させる消音装置なども展開しています。