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鉱研工業

目次

ボーリングマシンの導入では、現場のニーズに応えてくれるマシンを選ぶことが大切です。ここでは、ボーリングマシンメーカーの鉱研工業をピックアップ。メーカーとしての特長や、販売しているマシンなどをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

鉱研工業はどんなボーリングマシンメーカー?

鉱研工業公式HP

引用元:鉱研工業公式HP
(https://www.koken-boring.co.jp/)

約80年の歴史を有する、ボーリングマシンのスペシャリスト

鉱研工業は太平洋戦争終結翌年の1946年に創業。以来、約80年に渡って、日本の戦後復興や高度経済成長をボーリングマシンの設計、製造、販売を行う専門メーカーとしてサポート。また地下開発のエンジニアリングや施工を手がけるエンジニアリング会社としての歴史も有しています。

例えば、終戦直後の物資不足の際には、石炭資源調査用の大型ボーリングマシンを開発し、日本各地の炭鉱に納入。また東京都の小河内ダムやかの黒部第四ダムなどにも自社製マシンを提供。さらには現在の東京メトロや青函トンネル、本州四国連絡橋などの工事にもマシンを提供するといった具合に、ボーリングマシンのスペシャリストとして歩んできたとアピール。

また同社はボーリングマシンを専門的に手掛けるメーカーとしては業界で唯一、東京証券取引所のスタンダード市場に上場を果たしています。

住宅地向けから大規模プロジェクト向けまで、多種多彩なマシンをラインアップ

鉱研工業は国レベルの大規模プロジェクト向けにボーリングマシンを提供する一方、小規模や中規模の工事や調査向けマシンも幅広く取り揃えているのが注目すべきポイント。例えば建設現場の地盤の硬度を計測する標準貫入試験向けのマシンも、一戸建て住宅地向けから大規模マンション向けまでラインアップ。また関連機器として、地盤改良向けのマシンや、地盤の補強に用いるモルタルやセメントを現場で生成し流し込むマシンなども様々なタイプが選べるようになっています。

マシンの省人化、自動化にも積極的に対応

少子高齢化に伴う人手不足が問題となっている時流を踏まえ、鉱研工業ではボーリングマシンのマシンの省人化や自動化にも力を入れています。例えば地盤調査を目的に標準貫入試験を行う最新マシンでは、調査自体を全自動で行える機能を装備。また現場での走行もリモコンで行えるため、狭く入り組んだような現場でも安全に移動させることができるといった配慮もなされています。

Bori-Hori編集チームのまとめ
現場課題を解決したいなら鉱研工業のボーリングマシン

SAFETY(安心・安全)、SAVE(省力化)、SATISFACTION(顧客満足向上)の3つの「S」を大切にボーリングマシンの製造を行っている鉱研工業。高い技術力と培ってきたノウハウをもとに、安全性の確保や自動化・省人化など、現場課題を解決し、社会に貢献するボーリングマシンを実現している点が特長です。

ボーリングマシン本体だけでなく、周辺機器も揃えているので、「人手がかからない装置や機器が欲しい」「効率よく、安全性が高いマシンが欲しい」とお考えの方は、ぜひ問い合わせてみてはいかがでしょうか。

こちらのページでは、多様化する工事現場のニーズに応える、さまざまな製品やメーカーをご紹介しています。マシンの購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

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鉱研工業のアンカー法面工などに使うボーリングマシン

ロータリーパーカッションドリルシリーズ「RPD-180C」

RPD-180C

引用元:鉱研工業公式HP
(https://www.koken-boring.co.jp/products/580/)

RPD-160Cのエンジンを4次排規制適合エンジンに換装したモデル

鉱研工業が手掛けるロータリーパーカッションドリルシリーズのなかの、クローラーマウントタイプになります。前身モデルであるRPD-160Cのエンジンを新たに4次排規制(Tier4Final)適合エンジンに換装することで、環境負荷軽減に貢献。その上でドリルヘッドにはRPD-160Cと共通の「KD-1200Bを搭載」。次世代のクローラー搭載型アロードリルの中核を担うマシンであるとアピールされています。

掘さく口径(mm) 101~225
回転数(rpm) 80(パーカッション併用) / 100(回転増速)
トルク(kN-m) 10.8
打撃数(bpm) 2,200
打撃エネルギー(J) 750
スラスト(kN) 60
ストローク長(mm) 3,000
原動機(kW/rpm) 129/2,050
運搬時寸法【L×W×H】(mm) 7,600×2,420×2,720
質量【本体】(㎏) 12,500

ロータリーパーカッションドリルシリーズ「RPD-40C」

RPD-40C

引用元:鉱研工業公式HP
(https://www.koken-boring.co.jp/products/547/)

アロードリルシリーズの高速穿孔性を備えた、コンパクトRPDクローラーの中核機種

全長5,900mm、全幅2,000mm、全高2,300mmという、比較的コンパクトなボディサイズを実現し、その上で鉱研工業が誇る高速穿孔性を誇るアロードリルを搭載。大型のロータリーパーカッションドリルでの作業が困難な都市部や狭小地などでの作業にも対応できるというメリットが期待できる、コンパクトRPDクローラーの中核機種であると訴求されています。

掘さく口径(mm) 60~125
回転数(rpm) 66/33(高速/低速)
トルク(kN-m) 2/4(高速/低速)
打撃数(bpm) 2,000
打撃エネルギー(J) 350
スラスト(kN) 25
ストローク長(mm) 2,200
原動機(kW/rpm) 40/1,800
運搬時寸法【L×W×H】(mm) 5,900×2,000×2,300
質量(㎏) 5,500

ロータリーバイブレーションドリル「RVD-50C」

RVD-50C

引用元:鉱研工業公式HP
(https://www.koken-boring.co.jp/products/558/)

RPD-50C/50TTのパーカッションヘッドの代わりにバイブローヘッドを搭載

運搬用のトラックなどではアクセス困難な現場を想定した、自走式のロータリーインパクトドリルシリーズとして鉱研工業がラインアップしているRPD-50C/50TT。それをベースとしたロータリーバイブレーションドリルになります。RPD-50C/50TTではパーカッションヘッドが搭載されているのに対し、RVD-50Cではバイブローヘッドに換装。住宅密集地などでのボーリング調査などに、メリットを発揮します。

掘さく口径(mm) 80~157
回転数(rpm) 50/25(高速/低速)
トルク(kN-m) 2.8/5.6(高速/低速)
打撃数(bpm) 42
打撃エネルギー(J) 53
スラスト(kN) 前進20、後退60
ストローク長(mm) 1,700
原動機(kW/rpm) 45/1,700
運搬時寸法【L×W×H】(mm) 3,700×980~1,280×1,850
質量【本体】(㎏) 2,500
質量(PU)(㎏) 2,100

鉱研工業の地盤改良・地質調査などに使うボーリングマシン

マルチドリルKMD-50C「維新 黒船」

マルチドリルKMD-50C「維新 黒船」

標準貫入試験もこれ1台で楽々

地盤の硬度調査を目的として行われる標準貫入試験を全自動で行う機構を備えた最新鋭の汎用型地質調査用自走式ドリルマシンになります。安全に配慮された油圧ドロップハンマー標準貫入試験装置を備えており、様々なオプションも追加可能。例えば掘削用の専用小型ポンプを装備することで、貫入試験と掘削作業の双方を行うことができます。

出力 36kW (48HP) @2800rpm
エンジン CAT C-1.7, 1700cm3 / Tier4F, Stage V
ストローク 1800 / 2300/ 2800 (mm)
※オプションで選択
引抜力 2,500kgf
給進力 2,500kgf
給進速度 0 - 25m/min
回転数 Max 900rpm
トルク Max 450kgf-t
2連クランプ Φ40 - 210mm
重量 2500kg (標準装備のみ)

地盤改良シリーズ「FSV-50BC」

FSV-50BC

引用元:鉱研工業公式HP
(https://www.koken-boring.co.jp/products/639/)

機能性に優れた既成杭埋設工法専用の地盤改良機

鉱研工業が手掛ける地盤改良機のなかで、バイブローヘッド搭載型のコンパクトタイプになります。同社が独自に開発したロータリーバイブレーションドリルヘッドとオーガ用のロータリーヘッドの2つを搭載したガイドセルを備えているのが大きな特色。既成杭埋設工法専用の地盤改良機という位置づけであり、同社の50タイプの機器のなかで、最もパワフルであると訴求されています。

方式 オイルモーターとチェーン
回転数(rpm) max 40
トルク(kN-m) max 14
起振数(Hz) 30
起振力(kN) 45
スラスト(kN) 100
ストローク(オーガ)(mm) 5,500
ストローク(圧入)(mm) 6,000
原動機(kW/rpm) 40/2000
運搬時寸法(L×W×H)(mm) 8,100×2,660×2,900
質量(本体)(㎏) 16,700

地盤改良シリーズ「FSV-50DC-E」

FSV-50DC-E

引用元:鉱研工業公式HP
(https://www.koken-boring.co.jp/products/599/)

FSV-50ACのコンパクトさとFSV-50BCに近いパワーを両立させた機種

上記のFSV-50BCの兄弟モデルにあたり、こちらもバイブローヘッド搭載型のコンパクトタイプの地盤改良機になります。前身モデルであるFSV-50ACのコンパクトなボディサイズは受け継ぎながら、FSV-50BCと同様に鉱研工業独自の、ロータリーバイブレーションドリルヘッドとオーガ用のロータリーヘッドの2つを搭載したガイドセルを装備。その上でパワーはFSV-50BCに近いスペックを実現しています。

方式 オイルモーターとチェーン
回転数(rpm) max 22
トルク(kN-m) max 9.4
起振数(Hz) 40
起振力(kN) 40
スラスト(kN) 54
ストローク(オーガ)(mm) 5,000
ストローク(圧入)(mm) 5,600
原動機(kW/rpm) 40/2400
運搬時寸法(L×W×H)(mm) 7,660×2,150×2,720
質量(本体)(㎏) 11,000

鉱研工業のオプション
機器

ロッドハンドリングシステムRHS-2鷲掴み弐号

ロッドハンドリングシステムRHS-2鷲掴み弐号

引用元:鉱研工業公式HP
(https://www.koken-boring.co.jp/products/6825/)

誰でも簡単に操作ができるロッド脱着補助機

ドリリングマシンのロッド接続、切り離し、収納操作が行える補助機になります。マシン本体への乗車が不要で、リモコンでの操作が可能。ドリリングマシンの側で操作を行えば、ロッドネジの噛み合わせを目視で確認することが出来るので、より安全性を高めることができるのがメリットであるとアピールされています。

適応ロッド口径 P57~P216、1.5
把持口径(mm) Max 220
昇降機構ストローク(mm) 1,500
前後ストローク(mm) 450
左右ストローク(mm) 300
パン(°) -8~+10
ダンプ(°) 0~90
ハンドリング回転範囲(°) -100~+100
寸法(運搬時)(L×W×H)(mm) 4,034×1,750×2,000
エンジン(kw) 定格出力17.5
重量(kg) 4,210

全自動モルタルバッチャプラントシリーズ「KMP(A)VM1800W-39AK-R」

KMP(A)VM1800W-39AK-R

引用元:鉱研工業公式HP
(https://www.koken-boring.co.jp/products/570/)

最上位機種1800-39に遠隔操作装置を設置したモデル

鉱研工業では地盤の補強に用いるモルタルやセメントを現場で生成し、流し込むためのマシンもラインアップしています。それらのなかで、可搬式大容量全自動バッチャープラントとしてラインアップされているのがKMP(A)VM1800Wシリーズ。最上位機種である1800-39をベースに遠隔操作装置を設置したのが、この「KMP(A)VM1800W-39AK-R。本体から離れた場所からの操作が可能になるので、作業の省人化、効率化に貢献してくれます。

配合材料 水(ベントナイト)、混和剤、セメント
能力(㎥/H) 40
ミキサ 型式VM1800W-LC9、撹拌容量(ℓ)1,000
アジテータ 型式A-2400-10C、撹拌容量(ℓ)2,000
セメントサイロ 客先準備品 40t/h×2
セメントカットゲート オプション
ベントナイトサイロ オプション(5t/h)
水タンク 客先準備品
本体寸法(L×W×H)(mm) 3,450×2,200×2,500
質量(㎏) 4,500
遠隔操作パネル タイプIEEE802.11BG、出力最大54Mbps(理論値)

自動水量計MWS-2000

自動水量計MWS-2000

引用元:鉱研工業公式公式HP
(https://www.koken-boring.co.jp/products/557/)

より高精度の水量検出を実現

昨今のボーリングの現場では各種のデータ収集と記録も重要。鉱研工業では各種の流量計や施工記録装置などもラインアップしています。自動水量計MWS-2000は、予め設定した水量を自動計量することが可能。水槽を用いた水計量と比べ、より高精度な水量検出が可能であると訴求されています。

測定範囲(ℓ/min)(MPa) 水流量13~50、圧力0.05~0.7
計量値(ℓ) 0~999.9
配管(A) 25
機体寸法(L×W×H)(mm) 操作部133×140×45、検出部230×305×355
電源・消費電力(V) AC100

鉱研工業の会社情報

本社所在地 東京都豊島区高田2丁目17番22号 目白中野ビル1F
TEL 03-6907-7888
公式URL https://www.koken-boring.co.jp/
営業所(対応エリア) 札幌、仙台、新潟、金沢、東京、長野、大阪、山口、福岡
建設業許可等 

適格請求書発行事業者登録番号 T8013301022968

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鉱研工業
RPD-180C

引用元:鉱研工業(https://www.koken-boring.co.jp/products/580/)

マシンの特徴や傾向

山岳の硬い岩盤も貫けるよう、回転トルク10kN-m・引抜力60kN(給進機構)・ドリルヘッド速度25m/min、打撃力750Jなどのハイパワーを備えつつ、4次排ガス規制に適合したエンジンを積むことで燃焼効率も自動でコントロールし、経済的です。

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地質調査やさく井工など小回りが重視される工事
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YBM
LRP-400Ⅱ

引用元:YBM(https://www.ybm.jp/product/lrp-400-2)

マシンの特徴や傾向

本体重量がわずか1トンの軽量型マシンや、ロング車1台でツールスなどのオプション品も運搬できるのが同社製品の魅力。
大型重機を入れづらい狭い場所で行う調査や、重機を扱う担当者への負荷を抑えたい現場におすすめと言えます。

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引用元:東亜利根ボーリング(https://www.toa-tone.jp/_shared/catalog/C100.pdf)

マシンの特徴や傾向

都市部における掘削作業では、騒音や振動への対策は必要不可欠。
国交省の「超低騒音型建設機械」にも指定された同社製品では、従来品比でエンジン騒音-11dB・作業音-10dBを実現。また、騒音の逆周波を人工的に発生させる消音装置なども展開しています。

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