地質調査のために使われるボーリングマシン。一口にボーリングマシンといっても、使用法や種類によって価格はさまざまです。ここでは、ボーリングマシンの価格相場についてご紹介します。
鉄道・運輸機構の「全国共通資材 材料単価表」によると、ボーリングマシンの価格は3,150万円〜7,800万円です。足場を設置し、固定して削孔を行うロータリーパーカッション式 スキッド型 75PS(55.1KW)が3,150万円、同タイプの100PS(73.5KW)が5,130万円。クローラ搭載で柔らかい地盤でも移動が可能なロータリーパーカッション式 クローラ型 150PS(110KW)が7,800万円※です。(いずれも税不明)
これらはあくまで一例ではありますが、購入の際の参考にしてみてください。
引用元:鉄道・運輸機構「全国共通資材 材料単価表」
(2023年7月調査時点)
※参照元:鉄道・運輸機構「全国共通資材 材料単価表」(PDF)2023年7月調査時点(https://www.jrtt.go.jp/procurement/asset/zenkoku0310.pdf)
ボーリングマシンを実際に導入したことがある企業に編集部が独自インタビューして「リアルな利用者の声」を集めました。実際に予算を取るために工夫したポイントとは…?
ボーリング マシンは、機械本体だけあればいいというわけではありません。孔内で破断したり、誤って落としたりしたボーリングロッド、コアチューブ、ケーシングなどを回収したりと、掘削やコア採取時に必要な付属品(ツールス)が必要です。
以下では、ツールスの価格相場もご紹介します。
※いずれも税不明
※参照元:鉄道・運輸機構「全国共通資材 材料単価表」(PDF)2023年7月調査時点(https://www.jrtt.go.jp/procurement/asset/zenkoku0310.pdf)
ボーリングマシンは、ボーリングマシン本機だけではなく、ボーリングロッド、ケーシングパイプ、ビットなどのツールスとの組み合わせで初めて機能します。このためボーリングマシンの導入を検討する場合は、マシン本体に加え、ツールスの価格もチェックした上で機器選びをすることが大切です。
こちらのページでは、多様化する工事現場のニーズに応える、さまざまな製品やメーカーをご紹介しています。マシンの購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
アンカー工・法面工などの中規模以上の工事から、地盤改良や地質調査などの小規模工事まで様々なシーンで活躍するボーリングマシンを、工事ごとに重要視される特徴やスペックを「強み」として表現し、それぞれにおすすめなメーカーを3社ご紹介しています。
引用元:鉱研工業(https://www.koken-boring.co.jp/products/580/)
山岳の硬い岩盤も貫けるよう、回転トルク10kN-m・引抜力60kN(給進機構)・ドリルヘッド速度25m/min、打撃力750Jなどのハイパワーを備えつつ、4次排ガス規制に適合したエンジンを積むことで燃焼効率も自動でコントロールし、経済的です。
引用元:YBM(https://www.ybm.jp/product/lrp-400-2)
本体重量がわずか1トンの軽量型マシンや、ロング車1台でツールスなどのオプション品も運搬できるのが同社製品の魅力。
大型重機を入れづらい狭い場所で行う調査や、重機を扱う担当者への負荷を抑えたい現場におすすめと言えます。
引用元:東亜利根ボーリング(https://www.toa-tone.jp/_shared/catalog/C100.pdf)
都市部における掘削作業では、騒音や振動への対策は必要不可欠。
国交省の「超低騒音型建設機械」にも指定された同社製品では、従来品比でエンジン騒音-11dB・作業音-10dBを実現。また、騒音の逆周波を人工的に発生させる消音装置なども展開しています。