一口にボーリングマシンと言っても、マシンの大きさ・重さによって種類が異なります。導入する際は、現場や工事内容にあったマシンを選びましょう。ここでは、小型・軽量のボーリングマシンの特長と、活躍する現場について解説します。
安全性・小スペース・低騒音で選ぶ
「おすすめのボーリングマシンメーカー3選」
一般的なロータリーボーリングマシンは、資材総重量が2トン近くになる上、設置するために最低でも5m×5mのスペースが必要なため、狭い場所・急な傾斜地などでは作業が困難です。また、山間部などで道路が整備されていない場合には、運搬費用が高額になったり、人力で運搬しなくてはならなかったりと、さまざまな課題がありました。
そんな時に活躍するのが、スピンドル(ロータリー)ボーリングマシンなどに代表される、小型・軽量のボーリングマシンです。分解・組み立てが容易に行えるタイプなら、現地まで分割して運ぶことも可能。さらに、足場を設置しない分、工期が短縮できる、省力化ができるなどのメリットも期待することができます。
ボーリングマシンには小型・軽量のモデルもあります。ここでは、小型・軽量のボーリングマシンを使用した活用事例を紹介します。ボーリングマシン活用方法の参考にしてください。

引用元:建設物価サービス公式HP
(https://www.k-mil.net/construction_methods/detail/2674)
地中に孔を掘削することで地下水の調査や温泉資源の開発、排水設備の設置などに小型・軽量タイプのボーリングマシンを利用しています。特に、地熱エネルギーの開発や地下水の採取、地盤調査などさまざまなな分野で活躍していて、効率的かつ、より安全に深度のある孔を掘削でき、資源の有効活用やインフラ整備で活躍しています。
参照元:建設物価サービス公式サイト( https://www.k-mil.net/construction_methods/detail/2674)

引用元:小野田ケミコ公式HP
(https://www.chemico.co.jp/construction/smm/)
小野田ケミコでは、汎用小型ボーリングマシンと超高圧大容量ポンプを組み合わせ、軟弱地盤の効率的な改良を実現するSMM工法を行っています。特殊なダウンザホールハンマービットを用いることで、捨て石などの転石削孔もできます。小型のボーリングマシンを橋桁下や河川内など、足場が限られる現場での施工で使用しています。
参照元:小野田ケミコ公式サイト( https://www.chemico.co.jp/construction/smm/)

引用元:日本基礎技術公式HP
(https://www.jafec.co.jp/kouhous/25)
CCP工法に活用している事例です。小型ボーリングマシンで地中に孔を掘削し、特殊噴射装置から高圧で硬化材を注入・回転させながら引き上げることで、地盤中に均一な円柱状の固結体を造成します。盛土や路盤の沈下防止、トンネルや岸壁の補強、止水、液状化対策など幅広い用途に活用。狭い現場でも機動性が高く、確実な地盤改良をおこなうことができます。
参照元:日本基礎技術公式サイト( https://www.jafec.co.jp/kouhous/25)
ここでは、Bori-Hori編集チームがピックアップした、重量が300kg以下の小型・軽量のスピンドル(ロータリー)ボーリングマシンを紹介します。
【選出理由】
「小型 ボーリングマシン」「軽量 ボーリングマシン」とGoogle検索し、
上位表示されるメーカーの製品のうち、重量の軽いもの、サイズが小型のものをピックアップしています。(2023年8月1日調査時点)
引用元:扶桑工業公式HP
https://www.kk-fuso.co.jp/kikai/
引用元:扶桑工業公式HP
https://www.kk-fuso.co.jp/kikai/
| 総重量(kg) | 155 |
|---|---|
| 寸法(mm) | 長1050×幅620×高810 |
| スピンドル内径(mm) | 43 |
| スピンドルストローク(mm) | 300 |
| スピンドル回転数(min-1) | 57-120-270<標準> |
| 給進力(kN) | 上昇 26.9、下降 20.2 |
| スピンドルトルク(N・m) | 610 |
引用元:東邦地下工機公式HP
https://www.tohochikakoki.co.jp/catalog/catalog_index.php
引用元:東邦地下工機公式HP
https://www.tohochikakoki.co.jp/catalog/catalog_index.php
| 総重量(kg) | 200 |
|---|---|
| 寸法(mm) | 長1115×幅570×高960 |
| スピンドル内径(mm) | 47 |
| スピンドル回転数(r.p.m.) | 65:125:370 |
| 最大トルク(kN・m) | 0.54 {55kgf・m} |
| ストローク(mm) | 300(400) |
| 給進力(kN) | 8.4 {860kgf} |
| 引抜力(kN) | 13.8 {1410kgf} |
| 所要動力 | 3.7kW/4P または 7PS |
引用元:YBM公式HP
https://www.ybm.jp/product/ybm-05da-2h
引用元:YBM公式HP
https://www.ybm.jp/product/ybm-05da-2h
【重量・サイズ】
| 総重量(kg) | 287 |
|---|---|
| 寸法(mm) | 長1,060 × 幅700 × 高1,160 |
【スイベルヘッド】
| スピンドル内径(mm) | 43 |
|---|---|
| スピンドルストローク(mm) | 500 |
| スピンドル回転数(min-1) | 62、172、351 |
| 最大給圧力(kN) | 21.8{2,220 kgf} |
| 最大バランス力(kN) | 27.0{2,750 kgf} |
| スピンドルトルク(N・m)※3.7kWモーター時 | 565.9{57.7 kgf・m}(1速)、203.7{20.8 kgf・m}(2速)、99.9{10.2 kgf・m}(3速) |
【ギヤリング】
| チェンジギヤの形式 | 3段変速 スライディングギヤ |
|---|---|
| クラッチ形式 | 乾式単板ディスク |
【ホイスト】
| 形式 | プラネタリギヤ式 ハンドブレーキ |
|---|---|
| ドラム寸法 | φ100×70 |
| ドラムキャパシティ(m) | φ9×20 |
| ロープスピード(m/min) | 15、44、90 |
| 巻上能力(kN) | 4.9{500 kgf} |
【油圧ポンプ】
| 形式 | 可変吐出形ベーンポンプ |
|---|---|
| 仕様(MPa) | 常用2~4{20~40 kgf/cm2}、最大6.9{70 kgf/cm2} |
【原動機】
| 所要動力(kW) | 3.7 kW/4P{5 ps} |
|---|
引用元:東亜利根ボーリング公式HP
https://www.toa-tone.jp/manufacture/m02.html
引用元:東亜利根ボーリング公式HP
https://www.toa-tone.jp/manufacture/m02.html
【重量・サイズ】
| 総重量(kg) | 290 |
|---|---|
| 寸法(mm) | 長1235×幅1065×高1400 |
【スイベルヘッド】
| スピンドル内径(mm) | 43 |
|---|---|
| スピンドルストローク(mm) | 400 |
| スピンドル回転角度(°) | 360 |
| スピンドル回転数(rpm) | A65、135、255/B120、250、480 |
| 最大給圧力/バランス力(kg) | 1,400/2,000 |
【チャック形式】
| 油圧チャック(オプション) | 締付(スプリング) |
|---|---|
| スクリューチャック(標準) | 締付(スプリング) |
【ギヤリング】
| チェンジギヤの形式 | スライデングギヤー |
|---|---|
| クラッチ形式 | 乾燥単板 |
| 入力軸回転数(rpm) | 830 |
【ホイスト】
| 巻上能力(kg) | 700 |
|---|
アンカー工・法面工などの中規模以上の工事から、地盤改良や地質調査などの小規模工事まで様々なシーンで活躍するボーリングマシンを、工事ごとに重要視される特徴やスペックを「強み」として表現し、それぞれにおすすめなメーカーを3社ご紹介しています。
引用元:鉱研工業(https://www.koken-boring.co.jp/products/580/)
山岳の硬い岩盤も貫けるよう、回転トルク10kN-m・引抜力60kN(給進機構)・ドリルヘッド速度25m/min、打撃力750Jなどのハイパワーを備えつつ、4次排ガス規制に適合したエンジンを積むことで燃焼効率も自動でコントロールし、経済的です。
引用元:YBM(https://www.ybm.jp/product/lrp-400-2)
本体重量がわずか1トンの軽量型マシンや、ロング車1台でツールスなどのオプション品も運搬できるのが同社製品の魅力。
大型重機を入れづらい狭い場所で行う調査や、重機を扱う担当者への負荷を抑えたい現場におすすめと言えます。
引用元:東亜利根ボーリング(https://www.toa-tone.jp/_shared/catalog/C100.pdf)
都市部における掘削作業では、騒音や振動への対策は必要不可欠。
国交省の「超低騒音型建設機械」にも指定された同社製品では、従来品比でエンジン騒音-11dB・作業音-10dBを実現。また、騒音の逆周波を人工的に発生させる消音装置なども展開しています。