ボーリングマシン
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種類で探す

目次

一口にボーリングマシンと言っても、マシンの機構・機能などによって種類はさまざま。
ここでは、ボーリングマシンの種類ごとに特徴を解説しています。
特に新たに導入を検討している方は、事前知識として参考にしてみてください。

また、当サイトではトンネル工事向け・作井工向け・住宅地向けなど
工事種別によるボーリングマシンの選び方も紹介していますので、お役立ていただければ幸いです。

ロータリーパーカッションドリル

クローラ型(自走型)

RPD-180C
引用元HP:鉱研工業公式HP
https://www.koken-boring.co.jp/products/580/

クローラ型(自走型)とは、ロータリーパーカッションドリルにクローラが備えられたタイプのことを言います。スキッド型とは異なり、2つのクローラベルトで作業範囲内をゆっくりと駆動・走行することができます。最近では、騒音・振動に配慮したもの、狭い場所でも走行できるものなどさまざまな種類が販売されています。

地すべりの誘因となっている地下水を排除する工事や、地すべり防止のグラウンドアンカー工事、土壌調査や井戸掘りなどで、比較的緩斜面で上部から順次施工するような場合に活用されているマシンです。

主な用途・工事内容

スキッド型(設置型)

RP-900-LP
引用元HP:YBM公式HP
https://www.ybm.jp/product/rp-900-lp#specsec

ロータリーパーカッションドリルとは、ケーシングに回転と空気圧、または油圧による打撃を加え、回転力と打撃力を利用して削孔するマシンのことです。地すべりの誘因となっている地下水を排除する集排水工事や、地すべり防止のためのアンカー工、地盤改良のための先行削孔などに活用されています。

スキッド型とは、足場に設置するタイプのこと。足場にマシンを固定して使用します。足場に固定しないと施工が難しいため、時には土足場の上に杭を打って固定をする場合もあります。

ロータリーパーカッションドリル スキッド型(設置型)は、横方向に掘削することができるため、地すべりの誘因となっている地下水を排除する工事や、地すべり防止のためのグラウンドアンカー工、地盤改良のための先行削孔などに活用されています。ただし、掘進時の衝撃によって孔底の土を乱してしまうので、注意が必要です。

主な用途・工事内容

スピンドル(ロータリー)ボーリングマシン

YBM-05DA-2H
引用元HP:YBM公式HP
https://www.ybm.jp/product/ybm-05da-2h

スピンドル(ロータリー)ボーリングマシンは、ドリルに回転力と打撃力を加え、切削破砕しながら削孔するマシンのことです。マシンのスイベルヘッド内にボーリングロッドを通して、スピンドルを回転したり昇降させたりしながら削孔します。

大きな特徴は、小孔径でのボーリングが可能なこと。コアの採集率も高いため、地質調査や鉱山の探鉱などに向いています。また、マシンが比較的小型で機動性に優れており、技術者の数が少なくても掘削作業ができる点も魅力です。

ロータリーボーリングマシンは、ロータリーテーブル等を用いて掘削するマシンのことです。強度が高く、深部掘削、高傾斜コントロール掘削、高温度部の掘削も可能で、大口径の全断面掘削に適しています。特に、石油井で用いられています。

主な用途・工事内容

地盤改良機

クローラ型

FSV-50BC
引用元HP:鉱研工業公式HP
https://www.koken-boring.co.jp/products/639/

地盤改良には、表層だけを改良する「表層改良工事」、土の中にセメント系固化材の柱を作って地盤を補強する「柱状改良工事」、地中深くの地盤に細い杭を打ち込んで建物を支える「小口径鋼管杭工事」の3つの種類があります。

地盤改良機とは、ドリルヘッドや杭圧入用ヘッドなどを搭載し、削孔や銅管を打ち込むことができる機械のことです。クローラ型は、2つのクローラベルトで作業範囲内をゆっくりと駆動・走行することができます。

地盤それぞれに適した改良機があるため、選定する際は、地盤・工法・敷地・搬入路・周辺環境などを考慮し、適切な機械を選びましょう。

主な用途・工事内容

設置型

SI-15SⅣ-CF
引用元HP:YBM公式HP
https://www.ybm.jp/product/si-15s4-cf

地盤改良機とは、ドリルヘッドや杭圧入用ヘッドなどを搭載し、削孔や銅管を打ち込むことができる機械のことです。地盤改良工事のうち、「柱状改良工事」や「小口径鋼管杭工事」などに使用します。

設置型の代表的なマシンは、YBMの「SI-15SⅣ-CF」や「SI-40SⅣ-S」などです。「SI-15SⅣ-CF」はスピンドルストロークが長く(1,000mm)、回転数を無段階で設定することが可能。「SI-40SⅣ-S」も同様の機能を備えつつ、低騒音で都市土木工事にも適しています。

主な用途・工事内容

掘削機

SSD-4000
引用元HP:鉱研工業公式HP
https://www.koken-boring.co.jp/products/572/

掘削機(くっさくき)は、名前通り「掘って削る」ことができる機械の総称です。具体的には、油圧ショベルやホイールローダー、ブルドーザー、スクレイパー、モーターグレーダー、アースオーガ、シールドマシンなどのことを言います。

掘削機には非常に多くの種類がありますが、作業を地上で行うか地下で行うかによって2つに分けることができます。油圧ショベルやホイールローダーなどは前者、地下でトンネルを掘り進むシールドマシンや、地面を掘削するボーリングマシンなどは後者です。

代表的なボーリングマシンは、掘削能力に優れた鉱研工業の「SSD-4000」です。扶桑工業の「GAIA EX」は、小型ミニショベルと打撃機構を組み合わせています。

主な用途・工事内容

杭打機/ロングフィードマシン

GIP-80C-PC
引用元HP:YBM公式HP
https://www.ybm.jp/product/gip-80c-pc-2

杭打機とは、地中に基礎杭を打ち込んだり、杭穴を掘ったりするために使われる機械です。建造物の基礎部分と、地中にある固い地盤をつなぎ、安定性を確保します。トラックの荷台部分に設置されているものから、クローラーがついた自走式のもの、手動で使用できる小型のものなど種類はさまざま。さらに、打撃・圧入・掘削など杭を打ち込む方法によっても、種類が分かれています。

ロングフィードマシンは、地下深くの地層を掘削できる機械です。さく井工事(井戸施工)や基礎杭工事などを効率よく行うことが可能です。

主なマシンとしては、PCパイル杭や木杭などさまざまな既製杭に対応しているYBMの「GIP-80C-PC」、井戸ボーリングなどを効率的に行える東邦地下工機の「トップドライブタイプ GT型」などがあります。

主な用途・工事内容

工事に必要な“強み”から選べる
ボーリングマシン総合メーカー3選
RECOMMENDED

アンカー工・法面工などの中規模以上の工事から、地盤改良や地質調査などの小規模工事まで様々なシーンで活躍するボーリングマシンを、工事ごとに重要視される特徴やスペックを「強み」として表現し、それぞれにおすすめなメーカーを3社ご紹介しています。

トンネルやダム建設など高馬力が重視される工事におすすめ
トンネルやダム建設など
高馬力が重視される工事
におすすめ
鉱研工業
RPD-180C

引用元:鉱研工業(https://www.koken-boring.co.jp/products/580/)

マシンの特徴や傾向

山岳の硬い岩盤も貫けるよう、回転トルク10kN-m・引抜力60kN(給進機構)・ドリルヘッド速度25m/min、打撃力750Jなどのハイパワーを備えつつ、4次排ガス規制に適合したエンジンを積むことで燃焼効率も自動でコントロールし、経済的です。

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地質調査やさく井工など小回りが重視される工事
地質調査やさく井工など
小回りが重視される工事
におすすめ
YBM
LRP-400Ⅱ

引用元:YBM(https://www.ybm.jp/product/lrp-400-2)

マシンの特徴や傾向

本体重量がわずか1トンの軽量型マシンや、ロング車1台でツールスなどのオプション品も運搬できるのが同社製品の魅力。
大型重機を入れづらい狭い場所で行う調査や、重機を扱う担当者への負荷を抑えたい現場におすすめと言えます。

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住宅地やオフィス街など静音・制振が重視される工事におすすめ
住宅地やオフィス街など
制振静音が重視される工事
におすすめ
東亜利根ボーリング
ソニックNEO

引用元:東亜利根ボーリング(https://www.toa-tone.jp/_shared/catalog/C100.pdf)

マシンの特徴や傾向

都市部における掘削作業では、騒音や振動への対策は必要不可欠。
国交省の「超低騒音型建設機械」にも指定された同社製品では、従来品比でエンジン騒音-11dB・作業音-10dBを実現。また、騒音の逆周波を人工的に発生させる消音装置なども展開しています。

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